「なぜ話を聞いてくれないの?」あの人が頭が固いのには理由があった!「バカの壁」の要約・感想

サラリーマン

話を聞いてくれない。
わかったふりをする。
そんな人のことを考えると心が消耗する…

このような悩みがありますか?同じ仕事をしていても目指すゴールが違うのか、協力してくれない人っていますよね。

この記事を読むと頭が固い人がいる理由がわかって、心がすこしホッとすると思います。

 

今回参考にした本はバカの壁。

バカの壁を読んだ結論をざっくりで言うと…

ヨミタク
人の気持ちがわかる大人になれ!
って感じです。

・なぜ人の気持ちがわかることが重要か
・真実は1つ。は思い込み
・個性は伸ばすな
・頭固い人は相手にするな

人の気持ちがわかる大人になれ

文明がここまで発展したのは、ヒトに相手の気持ちを理解しようとする「共通了解」という能力があったから。

動物のように本能のまま生きていたら、ヒトはここまで進化していません。

 

あなたも「相手のことをわかったつもり」になっていませんか?

 

例えば、女性のお産。

お産の経験は女性にしかわかりえないし、男性がいくら分かろうとしても他人事です。だとしても、男性がお産に立ち会えばそのリアルを知ることができます。

お産は大変という情報は昔から変わりません。変わるのは経験した後の「自分の意識」です。

 

わかった気にならないで知ること、つまり人の気持ちがわかる努力がめちゃくちゃ重要です。

 

真実はいつもひとつではない?

本当に僕達が生きているこの世界に真実は1つしかないのでしょうか?
僕はそうではないと思っています。
犯罪をおかした犯人1人が必ずしも悪いのではなくて、その時代の政治や、その人を取り巻く環境や、タイミングなどあらゆる事象が複合的に関係していると思っています。
昔は犯罪ではない事例が今では犯罪にあたることもありますよね。
飲酒運転なんて30年前と今とではみんなの意識が違いすぎます。
答えは1つしかないと考えることが自体がかなり危険で、それが思い込みの元になる。
「神様の言うことは絶対だ」
「〇〇さんが言うから間違いない。」
1つのものに対して強い立場をとると、考えが固着して壁の向こう側の人の気持ちが全く見えなくなるものです。

私は私。とおもうことなかれ。

個性とは個体がもつ性質、特徴をさします。

野球で言えば足が速いという個性を活かして、ベースランニングの練習をすることなどが個性を伸ばすことになると思います。
しかし、アイデアや考えなどでも「個性を出す」ことを求められますよね。
この個性の考え方を誤認してはいけません。

先ほども触れましたが、文明がここまで発展したのはヒトに相手の気持ちを理解しようとする「共通了解」という能力があったからです。

 

共通了解を置き去りにして、自分の意見を無鉄砲に発言するのは個性ではありません

 

周りの意見にあわせて自分の考えも変化させる柔軟性を持つことが大切です。

 

「しっかりと自分を持て!」そう主張する人も多いですが、それでは自分の意見だけが正しいという一元論者になってしまいます

真実はいつもひとつではないです。

 

百聞は一見にしかず

共通了解が文明を発展させてきました。文明が発展し、都市化が進み、人々の暮らしはどんどん便利になっています。今やDIYも料理もお掃除も、テレビやインターネットでやり方を見ればなんでも自分でできちゃう時代です。

 

しかし文明がいくら発達しても所詮はバーチャル。実体験をしたわけではありません。

視覚で情報を得ただけでは「しったつもり」になります。

サラリーマン
YouTubeでイスの作り方の動画見たけど、実際やってみると難しくて時間かかった。

やはり百聞は一見にしかず。

 

実際に自分の体を動かして体験しないとただの知ったかぶりになります。

体験して、人の気持ちがわかることこれが脳の個性を伸ばすことだと思います

 

バカの壁のまとめ

わかった気でいるか、実際にやってみるか。

これでバカの壁のどちら側になるかが決まります。

 

話を聞いてくれない、頭が固い人は、あなたと壁をへだてて反対側にいます。

あなたとその人の間に、高い大きなバカの壁があるんです。

 

「私の気持ちを聞いてほしい。」
「なぜわかってくれないんだ!」

そんなことを相手にもとめてはいけません。

 

だってその時点で、あなたの意見が正しいという考えの、一元論者になってしまっていますよね?

 

人は変われます。

だけどそれを強要するといつしかあなた自身が壁のあちら側に行ってしまいます。

 

一番重要なのは、人の気持ちがわかることです。