迷ったら危険な道へ進めーそれが自分の進みたい道。「自分の中に毒を持て」要約・感想

サラリーマン

やりたいことが見つからない。
生きがいがない。
もっと人生を楽しみたい。

このような悩みがありますか?

そんなあなたにおすすめな本が「自分の中に毒を持て」です。

自分の中に毒を持てを読むと…
・人生がワクワクに変わる
・仕事に情熱がでる
・成長し続けることができる
著者は太陽の塔などで知られる超有名画家の岡本太郎さん。
1911年で明治の生まれで、終戦前後の激動の時代を過ごしています。
「変わりたい!」
「成功したい!」
野心溢れる人生を送れるようになるはず。
それでは要約をしていきます。

迷ったら危険な道へ進め。

人生は選択の連続。

私たちはAかBか2つの選択をするとき、「失敗しない方」を選ぶと思います。

それは決して間違いではないけれど、ときにこんな場面に遭遇することがあります。

A:安定の道。こっちを通れば間違いない。
B:危険な道。だけどこっちを通りたい。
こんな状況になったとき、あなたはどちらを選びますか?
問題はなぜ危険な道なのに、Bの道を通りたいと思っているかです。
理由は簡単。
Bの道があなたが進みたい道だから。
通りたいけれど危険な道。
迷わずその道を通るのが岡本太郎さんの人生です。

人生は積み重ねではない

人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。

岡本 太郎. 自分の中に毒を持て

本書の一番最初の一文を引用しました。

ほぼこれが本書の結論だと思っています。

 

積み重ねが成功への近道だと思っていると固定された考えになる。

過去の蓄積とは成功体験のことを表して、成功体験に固着すると新しい発見ができません。

そういった意味で、積みへらすことで新しい自分に生まれ変わっていくことが成功への近道だというのは納得いきます。

 

成功は失敗のもと

むしろ〝成功は失敗のもと〟と逆に言いたい。その方が、この人生の面白さを正確に言いあてている。

岡本 太郎. 自分の中に毒を持て

「失敗は成功のもと」とよく言うが、これでは成功することで”いい気”になって終わってしまいます。

成功への近道が”積み重ね”の考え方になります。

 

積みへらす考え方は、「成功は失敗のもと」と考えること。

 

人生うまくやろうなんて、利口ぶった考えは、誰でも考えることで、それは大変卑しい根性だと思う。繰り返して言う。世の中うまくやろうとすると、結局、人の思惑に従い、社会のベルトコンベアーの上に乗せられてしまう。一応世間体もよく、うまくはいくかもしれないが、ほんとうに生きているのではない。流されたままで生きているにすぎない。

岡本 太郎. 自分の中に毒を持て

うまくやろう、成功しよう、と思ってやるから逆に成功しない。

 

成功は失敗のもとなんだ。

成功しようと思わず自分がしたいこと、自分が正解だとおもう方にただ突き進め。

 

つまり「迷ったら危険な道を選ぶ」につながってくると思います。

 

死から逃げるな。己を殺せ。

死とは、危険な道に進むこと。

 

危険な道とは「安定」とは反対の道。

  • 仲間から信用を失うかも
  • 今までの給料は補償されない
  • 仕事を失うかも
  • 家族を養えない

 

でも、それがあなたの好きな道。

情熱が燃えるような道のはずです。

 

危険な道か、安定の道か。

 

どっちに進むべきか迷っている。

そんな己に出逢ったら、己を殺して危険な道に進め。

 

これが岡本太郎さんが読者に伝えたい最大のメッセージです。

 

自分の中に毒を持て。まとめ

危険な道は自分が進みたい道。

だから迷ったら危険な道を進む。

 

ぼくたち一般人にはなかなか難しい考え方なのかもしれません。

 

でもそれが常識人間から抜け出す考え方なんですね。

 

自分のやりたいことをやっている人をみると、情熱・やる気に満ち溢れて応援したくなります。

 

サラリーマンで仕事一筋に生きていると、会社という組織の社会システムの一部になるだけです。

そうではなくて、なにか生きがいと言えるような情熱が燃えることに賭けてみる。

 

生きがいに賭けると危険をともなう。

そんなこと考えずに、

無条件に生きる。

 

無償を爆発させる。

 

これが人生の楽しみ方なのだと教わりました。