仕事にやりがいが感じられない原因は〇〇が足りないから。「道をひらく」の要約・感想

サラリーマン

この仕事は自分に合ってない?

仕事に喜びが感じられない。

このような悩みを持っているかたにおすすめなのが「道をひらく」です。

著者はパナソニック創業者の松下幸之助さん。本書は昭和43年発刊のロングセラーで、時代を超えて読む人の道をひらくアドバイスをしてくれます。

 

この本を一言で結論づけると、

ヨミタク
ズバリ、
自分の道を懸命に歩け!
こんな感じかな、と思っています。
・自分の人生を懸命に歩み出せる
・自分の仕事に喜びを感じ出せる
・もっと学びを深めたいと感じる

「道をひらく」真髄の短文「道」

今回紹介する「道をひらく」はPHP研究所の機関紙の裏表紙に連載されてきた短文の中から厳選されたものを載せてあります。一篇一篇は短いですが、かなり奥が深い読み物です。

この本の最初の短文が「道」です。冒頭のみ引用します。

 

自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。どんな道かは知らないが、他の人には歩めない。自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。

松下幸之助 道をひらく

 

他人と自分の人生を比べて、心を奪われていませんか?

そう思っているうちは自分の道を懸命に歩んでいない証拠。歩いているうちに新たな道がひらいてくると筆者は言います。

 

僕たちにできることは、天から与えられた『自分の道』を懸命に歩くしかないんです。

 

自分の仕事

自分がやっている仕事にやりがいを見出せなくて困っている…。

そんな悩みを持っている人は、自分の道を懸命に歩くのも勇気と気合が入りますよね。

どんな仕事でも、それが世の中に必要なればこそ成り立つので、世の中の人びとが求めているのでなければ、その仕事は成り立つものではない、(中略)だから、自分の仕事は、自分がやっている自分の仕事だと思うのはとんでもないことで、ほんとうは世の中にやらせてもらっている世の中の仕事なのである。ここに仕事の意義がある。

松下幸之助 道をひらく

世の中が求めているものは日々変化しています。大事なことは、その世の中が求めている仕事と真摯に向き合って仕事の質を高めていくことです。

ほんとうに価値のある仕事を生み出せれば、お客さんはあなたへ感謝の気持ちを伝えるようになります。溢れ出てくる感謝の気持ちを受け取ったあなたは、自分の仕事の価値を感じるはず

自分の道を懸命に歩くことは、自分の仕事を向上させることです。

 

勤勉の徳

自分の仕事を向上させるには、世の中がどんなものを求めているか知ることが大事です。

学ぶ姿勢を強めることで自分の仕事はより向上します謙虚に学ぶことが自分の道をひらく上で重要であるし、それが深い喜びへと繋がってきます。

勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間のいわば一つの大事な徳である。徳である限り、これを積むには不断の努力がいる。(中略)勤勉の習性をつけるためには、まず日々を勤勉につとめる努力がいるのである。その努力が重なって勤勉の習性が身につき、その習性からからはじめて徳が生まれてくる。

松下幸之助 道をひらく

この記事をここまで読んでいるあなたはきっと勤勉な方。そんなあなたでも他人の道に心を奪われているなら、もっと自分の道をひらくのに懸命にならなければならないのだと思います。

 

情報収集は色んなところからできます。新聞やネット、本、テレビなどがありますが、現代の1日の情報量は「江戸時代の1年分」ともいわれており、良質な情報をどれだけ多く自分の中に取り込むかが重要です。

僕は本から学ぶのが一番効率がいいと思っています。理由は、著者が何日もかけて英知を詰め込んだ良書をたったの2時間ほどで吸収してしまえることです。だから僕は本を読む習性は絶対につけておいた方がいいと思います。

 

まとめ。日々是新。

「懸命に自分の道を歩んでいますか?」

松下幸之助さんにそう疑問を投げかけられているようで、仕事の意義とか、勉強することの重要性を考えさせられる本でした。

 

1年の始まりが元日なら、1日のはじまりは朝起きた時。

 

元日に1年の目標をたてるのと同じように、毎朝心をあらためて、今日も自分の道をひらきに行きましょう

 

日々是新たなれば、すなわち日々是好日です。