自分の考えを持て!と言われる。
頭の中の意見がまとまらない。
周りの人と意見を合わせないと不安。
このように考えて自分なりの独創的な発想をなくしていませんか?
そんな方におすすめのが、「思考の生理学」です。
この本の要点を一言で言うと、
思考の整理に必要なもの
思考の整理をするには大事なことが2つあります。
- 情報をまとめて抽象化するメタ化
- 考えることを一旦忘れる
情報はメタ化することで記憶に残りやすく、どんな場面でも扱いやすい知識に生まれ変わります。まずはメタ化について詳しく説明します。
メタ化
メタってよく聞きますけど、意味をしっていますか?
簡単に言うと、情報を要約することをメタ化と言います。
「ざっくり言うと〜」=メタ化と考えてOK。
このブログで私が「思考の整理学」の要約や感想を書いていますが、これこそメタ化している作業です。メタ化することで大事な情報がまとまり、記憶に残りやすくなります。
拡散と収斂
メタ化するときに2つの相反する力が起こります。拡散と収斂(しゅうれん)です。
- 拡散は与えられた情報から抜け出す、改変するイメージ
- 収斂はバラバラになっているものを関連づけてまとまろうとする性質
読書に関しては拡散的読書をすることをお勧めします。
収斂的読書は言わば本の要約がわかればOKみたいな読み方なんですよね。知識は深まりますが、それでは自分なりの独創的な発想にはなりません。
拡散的読書はあなただけの読み方になります。
例えばあなたが野球選手なら「野球に活かせるアイデアないかな?」と思いながらこの本を読む、みたいな感じです。そうやって読めばきっとあなただけの独創的な発想が思いつくはず。
忘れる力
思考の整理でもう一つ重要なのが忘れることです。
メタ化して情報の整理ができたら、別のことをしたり寝るなどして忘れましょう。
これがアイデアが降りてくる手助けになります。
アイデアの作り方でも同じようなことを言っていますので、忘れることはとても重要のようです。
サラリーマン いいアイデアが思いつかない。 このままのアイデアでいいか不安。 上記のような悩みの方におすすめなのが「アイデアのつくり方」です。 この本はたったの100ページしかないのに、アイデ[…]
ことわざの「見つめる鍋は煮えない」のように、そのことばかり考えていても、なかなか前には進めないもの。一旦離れて違うことをやっているときに「AってもしかしてBかも!」のような考えが降りてきます。
優れた考えがよく浮かぶ場所として三上(馬上・枕上・厠上)という言葉があります。現代風に言えば移動中、寝ている時、トイレやシャワーの時などがアイデアが浮かびやすい場所とされています。
思考の整理学のまとめ・感想
思考の整理学では以下のことが大事だと言うことを説明してきました。
(メタ化・拡散的読書)
・忘れる力
また仕事で失敗した。 なぜこんな行動をとったのだろう。 優秀な人になりたいな…。 このような悩みを持つ方におすすめなのが、「メモの魔力」です。 この本を読むと、メモの秘めたる最強のパワーを知る[…]